名古屋とエンジニア

日常をエンジニアリングしていくということ

主人公の不在と、監督の思想が共感できない『チャッピー』

 AmazonPrimeで『チャッピー』を観ました。

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【上映時間】

 120分

【オススメ度】

 星5点満点中:★

 

【ストーリー】

 2016年、南アフリカ。ディオン(デヴ・パテル)は、世界初の自身で感じ、考え、成長することができる人工知能搭載ロボットのチャッピーを開発する。しかし、世界でも有数の危険地帯ヨハネスブルクに巣食うストリートギャングにチャッピーと一緒に誘拐されてしまう。起動したばかりで子供のように純粋なチャッピーは、ストリートギャングのメンバーたちと接し、彼らから生き抜くためのスキルを学んでいく。圧倒的スピードでさまざまな知識を吸収していくものの、バッテリー残量が5日分しかなく……。
<Yahoo!映画>

 

【感想】

 2009年に若干29歳で監督した『第9地区』にて華々しくデビューした映画監督、ニール・ブロムカンプ。
 『第9地区』はCGを多用し、ふんだんにアクションを盛り込んだにもかかわらず、予算はわずか3000万ドルで制作され*1、インディーズ映画にもかかわらず全米で公開されるやいなや初登場1位を獲得し、また南アフリカで行われていたアパルトヘイトをSFアクション映画に置き換えて表現するという深みのあるシナリオ構成からアカデミー賞にもノミネートされました。

 

 さてこの『第9地区』ですが、僕はこの作品を学生時代に劇場で鑑賞しており、そのストーリーやアクション表現に大変感銘を受けており、監督のニール・ブロムカンプには注目しておりました。

 注目している傍ら、本格的なデビュー作となった『第9地区』はストーリー上、深みはあるものの粗もそれなりに目立つ作品で、とはいえ若干29歳で監督しているわけですから多少の抜けは仕方ないですし、今後メジャー作品を撮っていく上で優秀な脚本家がつけばもっといい作品を生み出せる監督になるのではと思っていました。

 『第9地区』公開から数年後、今度はハリウッドのメジャースタジオで監督することが決まり、2013年にマット・デイモン主演で『エリジウム』が公開されました。

 こちらについても当然、公開されるやいなや劇場に駆けつけて鑑賞したわけですが、『エリジウム』に関しては正直「やや退屈」という印象を受けました。

 近未来を舞台に富裕層は「エリジウム」と呼ばれるスペースコロニーで何不自由ない生活を送り、貧困層は地球で劣悪な環境のもと暮らすという設定自体は我々が住む現代社会に通じる部分が多分にありますが、その設定がちゃんと最後までストーリー上うまく機能しているかというとかなり疑問でした。
 とはいえスケール感を感じさせるエリジウムの様子や、登場するSFガジェットの数々には舌を巻き、ヴィジュアル面に関しては「やはりブロムカンプ監督はすごいな」と思わざるを得ませんでした。
 初めてのハリウッドメジャー作品ということで、スポンサーやスタジオの役員に振り回されてうまく脚本が練れないということはインディーズ出身監督にはよくあることなので、その点の反省を踏まえた次回作に期待していました。

 

 さて、そんな背景があるブロムカンプ監督の期待の3作目ですが、率直な感想はと言うと「期待はずれ」でした。

 その原因は大きく分けて2つあります。

  1. ストーリー上の主人公の不在
  2. 監督自身の思想に共感できなかったから

 です。

 

■映画には必ず感情移入できる主人公が必要

 普段我々が映画を観る時は、必ず主人公に対して「感情移入」しながら物語を体感します。

 主人公に感情移入して、気持ちが主人公と一体になっているからこそ、映画の中で起こる出来事に対して怒ったり、笑ったり、泣いたり、喜んだり出来るのです。

 例えばその主人公が「遠い遠い過去の世界で、銀河の平和を取り戻さんとする農家出身の青年」であったり、はたまた「宇宙人を保護したいじめられっ子の少年」であったり、「人間が寝静まったあとに動き回るおもちゃ」など、自分とは年齢も人種も生き物としての分類が違っても、必ずその物語の主人公に感情移入して、その主人公になりきります。
 裏を返すと、映画とは「自分とは違う人間になりきって、その人の人生を追体験するもの」なのです。

 

■主人公不在の『チャッピー』

 そんな中で本作『チャッピー』には主人公格の人間が3人出てきます。

 1人目はAIロボット・チャッピーの創造主であるディオン。2人目は7日以内に借金を返さないと命を狙われることになるギャングのニンジャ。3人目はAIロボットのチャッピー自身。

 この3人が主人公格として、映画の中で話を進めていくわけですが、これが困ったことに誰に感情移入していいか分からないのです。

 例えば1人目のAIロボットの創造主であるディオンは長年AIロボットを作ることを夢とし、どさくさ紛れにチャッピーを作るわけですが、序盤それなりの時間をかけてディオンのことを追っていたため「この映画の主人公はディオンなんだな」と思っていると中盤からはフェードアウト。
 2人目のニンジャに関しては中盤からメインで話が進行していくわけですが、彼に関してはギャング団として銀行強盗など悪事を働くため、非常に感情移入しづらい。キャラクターとしてはヴィジュアルも面白いし、脇役として配置されているのであればいい味が出るのですが、主人公格として描かれると彼に感情移入はかなりしにくいのです。
 3人目のチャッピーについても、AIとして段々と自我を手に入れていくのですが、ギャングであるニンジャから悪事を仕込まれてどんどん悪い人格になっていくために、どうにも応援しづらい。それに加えてあのメカメカしい見た目が僕個人としては好きになれないんですよね・・・

 

■映画に必要な「目標」の存在

 先程映画には必ず感情移入できる主人公が必要と言いましたが、それと同時に「映画全体として果たすべき目標」が必要です。

 例えば『スター・ウォーズ』であれば「ダースベイダーを倒して銀河の平和を取り戻す」ですし、『E・T』であれば「宇宙人を悪い人間の手から守る(もしくは宇宙人を宇宙に返す)」というもの。

 面白い映画というのは必ず映画全体として達成したい目標があり、目標がない映画は観ていても「これは今いったい何をやっているんだろう・・・」と不安になり、物語にのめり込めなくなってしまうのです。

 

■いびつな人物構成の『チャッピー』

 そういった「目標」という観点から見ても『チャッピー』なかなかいびつな構成となっています。

 チャッピーの創造主であるディオンも「AIロボットを完成させる」という目標については物語序盤で達成してしまいますし、その後の「チャッピーを守る」という目標は「AIロボットを作る」というものに比べてだいぶ弱い。
 悪事をはたらくためにチャッピーを利用しようとし、チャッピーを強奪したギャングであるニンジャに関しても、「期限内に借金を返さないと命を狙われる」という映画としてそれだけで1本成立しそうな目標をもっているものの、そもそものキャラクターが主人公としては感情移入しにくいものとなっているため、物語を引っ張っていく要素になっていない。同様にチャッピーも自身のバッテリーがあと5日で切れてしまうからなんとかしないといけないという目標を持ってはいるものの、やはりチャッピー自身に感情移入できるような話の作りになっていないため、やはり映画全体を引っ張るには弱い。

 そして話の展開としても、普通に観ていると「この映画は人の言うことを何でも学習してしまうチャッピーの姿を通じて『いい人間になるか悪い人間になるかは周りの環境次第』みたいなことを伝えたいのかな?」と思えてくるのですが、途中からそういう話ではなくなり、今度は「ならロボットとの交流を通じて父性や母性を気づかぬうちに獲得し、人間として成長してく話なのかな?」と思えば、そういうラストでもないため、「いや、もう、どうでもええわこの映画・・・」となってしまうのです。

 

■機械(マシン)にしか興味が無いことが露呈したブロムカンプ

 この映画での問題点として「主人公の不在」以外にもう一つ挙げられる「監督の思想」ですが、僕はこの映画のラストで露呈するプロムガンプの思想に全く共感できなかったのです。

 ネタバレを避けるため詳細な内容については言及しませんが、この映画のラストを観るとプロムガンプはどうも「人間よりも機械の方が優れている」と考えているとしか思えないのです。

 『第9地区』の時代から、SFガジェット描写については入念に描いているのに、人間については掘り下げが浅いことは気になっていましたが、僕はそれについては「本当は人間ドラマも深く描きたいけれども、現在の力量がそれに追いついていないだけ」と思っていました。

 しかしこの映画のラストを観ているとそれはどうやら間違っていたようで、ブロムガンプはそもそも人間の方にはそんなに興味が無いようなのですね。

 やはり僕は機械よりも人間の方が優れていると思いますし、そうであって欲しい。それでいて映画を観る時はそういうストーリーであって欲しい。

 

■何も解決しないラスト

 これもまた『第9地区』時代から気になっていたことなのですが、ブロムカンプ監督の作品はラストでその映画の物語が抱える問題がほとんど解決しないのです。

 ネタバレを避けるためにはっきりとは言いませんが『第9地区』もラストは「いや、いい感じに物語を締めてるけど、主人公どうなっちゃうのよ? それに家族も今まで通り平穏な生活は送れないだろ」と思いますし、次作『エリジウム』も「マット・デイモンはとある選択をすることで感動的な感じになってるけど、最後にしたあの行動、ほんとにうまくいくと思う? 多分すぐまた元に戻るだけだと思うよ?」としか感じませんでした。

 そしてこの『チャッピー』に関しても、混乱に陥った街はどうなるの? 悪役のヒュー・ジャックマンはお咎め無し? チャッピーもディオンもニンジャもこれからどうやって生きていくの? など疑問が山積みです。

 映画として何一つ目標も問題も解決されないため、スカッとする部分がなく、観終わっても満足できないのです。

 

 

 以上が映画『チャッピー』を観てのレビューでした。

 冒頭でも書いたとおり、監督のニール・ブロムカンプには期待していたのですが、本作はなかなか厳しい評価となりました。
 『第9地区』『エリジウム』そして本作『チャッピー』で順調に興行収入を落としていっているので、いま一度、自分の映画はどんな部分が足りていないのかを確認して、次作こそは素晴らしい作品を作って欲しいです。(SF描写については完璧だから!)

 ↓こちらは傑作

 ↓こっちは観なくていいです

*1:近年のハリウッドのアクション映画となると、低予算のものでも1億ドルはかかる

圧倒的なアイロンがけ時間の短縮『ティファール 衣類スチーマー 』レビュー

 定期的にやらないといけない衣服のアイロンがけ。
 毎週末にまとめてやったとしてもそれなりに時間が掛かるもの。特に一人暮らしで他の家事もやらないといけない中、なんとかアイロンがけにかかる時間を節約したい。
 そんな時に手軽にアイロンがけが出来ると最近評判となっている壁掛けスチームアイロン(スチーマー)。
 でも壁にかけた状態で本当に服はピシッとなるの? 手軽さは? 誰でも簡単にできるの?

 

 今日はそんな疑問にお答えします。

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 僕は一人暮らしをしていた学生時代から大の家事好きで、アイロンも毎週欠かさずかけていました。

 

 それが社会人になったところ、学生時代とは比べ物にならないほどの忙しさで、好きだったアイロンがけも段々と億劫に。

 洗濯物を干して、それを取り込んで、台を出してアイロンがけをするというのもなんだかんだで時間がかかります。かといって毎回クリーニングに出すのもお金がかかるし、クリーニングに出したり取りに行ったりするのも手間になります。

 そこで何かいい方法はないかと探っていたところ、最近ではこの壁に服をかけたままアイロンがかけれるという衣類スチーマーにたどり着きました。

 最初は「壁にかけたままアイロンなんかかけれるのか? 本当にピシッとなるのか?」と半信半疑でしたが、使ってみるとこれが非常に便利!
 今では絶対に手放せない家電の一つとなりました。

 今回はそのスチーマーのレビューになります。

 

【良い点】

①圧倒的な手軽さでアイロンがかけれる!

 やはりこのスチーマー、一番のウリとしては「衣服を壁にかけたままアイロンをかけれる」という点ですが、これが本当に便利。

 通常のアイロンですとアイロンをかけるとなると、台を出して、衣服を取ってきてそれを広げて・・・ という動作が必要ですが、スチーマーであればラックからちょっと服を取ってきて、そのままアイロンがかけれてしまいます(アイロンをかけるためには第一ボタンをしめるという動作は必要ですが)。

 慣れない内はそれなりに時間がかかってしまいますが、一度コツを掴めばワイシャツ1枚1~2分でサッとかけれてしまいます。通常のアイロンであれば4~5分はかかってしまうことを考えると圧倒的な時間短縮です。

 一番気になるアイロンのかかり具合ですが、その特性上、細部まではピシッとはなりませんが、周りからは「ちゃんとアイロンのかかった服を着てるのね」と言われるぐらいにはシワが伸びます。

 

②衣服の嫌な臭いを消すことが出来る

 洗濯機で洗えるワイシャツならまだしも、スーツのジャケットは一度嫌な臭いがつくとクリーニングに出さない限りはそれを消すことが出来ません。

 しかしこのスチーマーは服に大量の蒸気を当てることで服のシワを伸ばしているため、シワを伸ばすのと同時に嫌な臭いも一緒に消すことが出来るのです。

 ジャケットを着て居酒屋などに行った時についたタバコや煙の臭いも、一通りスチーマーを当てるだけで消えてなくなります。

 

③スラックスやネクタイにも簡単にシワが伸ばせる

 このスチーマーを使っていて一番便利だなと感じたのは、スラックスやネクタイのシワを伸ばすときです。

 通常のアイロンでスラックスやネクタイのシワを伸ばすのは意外と難しかったりしますが、このスチーマーであれば「壁にかけたままシワ伸ばしが出来る」という特性上、ものすごく簡単に行うことが出来ます。

 スラックスもネクタイも恐らく1本30秒ぐらいでかけれてしまいます。

 

【悪い点】

①女性が使うには少し重い

 こちらはAmazonのレビューを見てても多く叫ばれていることですが、本機は女性が使うには多少重いかなと思います。

 シワ伸ばしをしている間は常に本機を持ち上げていないといけないのですが、男の僕でシャツを4~5枚かけたところで「あー腕が疲れるな」と感じてしまうので、女性であれば2~3枚かけたところで一旦休憩が必要になるのかなと思います。

 

②裾や袖口など、末端のところはかけれない

 スチーマーでシワ伸ばしをする時は常に裾や袖口を引っ張っていないといけないので、そのかけ方の都合上、裾や袖口自体はシワ伸ばしをすることが出来ません。

 とはいえ、ワイシャツであれば裾はパンツの中に入れてしまいますし、袖口も多少シワ伸ばしが出来ないからといって見栄えが悪くなるものではないので、僕は特に気にしていませんし、周りから指摘されたことはありません。

 とはいえ、営業職のような、周りからよく見られる仕事で、細部までピシッと仕上げたい方にはスチーマーは向いてないかもしれませんね。

 

③定期的に水の補給が必要

 スチーマーにはタンクに水の補給が必要なのですが、それがワイシャツの場合ですと1回の補給で4~5枚がかけられます。逆に言うと4~5枚しかかけられないため、例えば1度の10枚ほど洗濯物がある場合は最悪2~3回水の補給が必要になります。

 最初の内はこれが何かと不便だったのですが、今ではスチーマーをかける際にペットボトルに水を入れておくことで、スチーマーの水が切れた際はその場で補給できるようになり、わざわざ水道まで補給しに行かなくてよくなりました。

 

 以上がスチーマーのレビューとなります。

 最初は使い方にコツが必要なため「う~ん、そこまでいい商品じゃないかもな」と思っていたのですが、段々と慣れ、シワ伸ばしも満足できるほどにスチームをかけれるようになったため、今では外せない家電の一つとなっています。

 特に僕のようにエンジニアなど、そこまで服装を問われるわけではない職業であればこのスチーマーは本当におすすめです。

 

最近観た映画『イコライザー』『アトラクション 制圧』『アンノウン』

 AmazonPrimeで映画を何本か観ました。

 

 ①『イコライザー

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【上映時間】

 132分

 
【オススメ度】

 星5点満点中:★★★

【ストーリー】

 元CIAエージェントのマッコールは、いまはホームセンターで働く、ごく普通の真面目な人間として生活していた。しかし、ある夜、なじみのカフェで娼婦の少女テリーと出会い、彼女を囲うロシアンマフィアの非情さに、内に眠っていた正義感が目を覚ましていく。かつてのマッコールは、身のまわりにあるあらゆる物を武器に変え、警察では解決できない不正をこの世から瞬時に消してしまう「イコライザー」と呼ばれる男だった。マッコールはテリーとの出会いから、再びイコライザーとしての仕事を遂行していく。<Amazon>

  

【感想】

 2018年に続編も公開されたデンゼル・ワシントンのヒット作。

 監督:アントワーン・フークワ × 主演:デンゼル・ワシントンという重苦しいことこの上ない組み合わせにもかかわらず中身は思ったよりも軽い仕上がりの痛快なエンターテイメントになっていた。

 監督のアントワーン・フークワは『リプレイスメント・キラー』や『ザ・シューター』など、題材だけ見ると軽いものを選んでいるのだけれども、本人が真面目な性格なのかイマイチ軽くなりきれてないというか、どこか堅苦しい感じがあったが、本作は娯楽に振り切っていてちょっと感心した。まぁそれでも主演のデンゼル・ワシントンがやっぱりいつも通りの重たい感じを出してたけどね。

 ちょっと驚いたのが、話の構成が変わっていて、映画全体として1本のストーリーとして繋がっているかと思いきや、意外にもショートストーリーが3つ並べられているかのうような構成だった。(話は一応つながっていないこともないけど)

 正直映画としての盛り上がりは1つ目の「娼婦として働くクロエ・モレッツが上からボコボコにされて、その仇をデンゼルが取る」というエピソードが一番だったように思える。それ以降はデンゼルが事件に巻き込まれてしぶしぶ敵を倒すかのような話の筋になっていたしね。

 とはいえこの映画、悪役は徹底的に悪役として描かれていて、それをデンゼルが爽快にやっつけるという構図になっているので、観ていてスカッとするお話だった。

 

 

②『アトラクション 制圧』

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【上映時間】

 117分

【オススメ度】

 星5点満点中:★★★
 

【ストーリー】

  大迫力のCGが炸裂する驚異のSF超大作!流星群のニュースが話題になっているチェルタノヴォの街に降り注いだのは、巨大な球体の宇宙船だった!建物を次々になぎ倒し不時着する宇宙船。軍が現場に急行すると、そこには奇妙なエイリアンの姿が確認される。彼らの目的とは一体...?<Amazon>

 

【感想】

 ロシア発の大型SFアクション! のような説明をされるのだけども、中身は人間型エイリアンとロシアの女子高生との恋愛を描いたSFドラマだった。
 この手の「エイリアンとヒロインができちゃって、怒った元カレが大暴れ」映画ってジャンルとして結構ありそうなんだけど、具体例がうまいこと思い出せない(笑)

 アクションはほとんどないのだけども、序盤のエイリアンの宇宙船がモスクワに不時着して建物を次々となぎ倒していくシーンは迫力満点だった。

 VFXのチームには『第九地区』のスタッフが参加しているとのことだけども、確かにエイリアンやエイリアンの使う強化スーツの動き方がそれっぽい。

 映画のお話としては、序盤の宇宙船不時着のところで大きく盛り上がって、中盤はダレるけど終盤でまた盛り返す感じ。ドラマは良くも悪くもよくあるフォーマットに沿っているため、大きく外すわけでもないけど、そこまでの「おぉ!」といった驚きのある展開はない。

 

 

③『アンノウン』

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【上映時間】

 113分
 

【オススメ度】

 星5点満点中:★★★

【ストーリー】

  ベルリンで交通事故に遭ったマーティン・ハリス(リーアム・ニーソン)が意識を取り戻すと、妻が自分のことを忘れ、見知らぬ男(エイダン・クイン)が自分に成り済ましていた。異国の地で身元を証明する手だてがない中、彼は訳も分からぬまま何者かに命を狙われる羽目に。タクシー運転手ジーナ(ダイアン・クルーガー)の協力を得て、マーティンは真相究明に乗り出すが……。<Yahoo! 映画>

 

【感想】

 一昔前で言うところの『フォーガットン』『シークレット・ウィンドウ』『フライトプラン』の様な、「予告やあらすじを聞く限りではめちゃくちゃ面白そう」な映画。

 主人公のリーアム・ニーソンが出張先のベルリンで事故に遭い、目覚めてみると妻は自分のことを知らないと言う。自分に成りすましている男の嘘を暴くために自分が過去に行った研究の話をすると、その男も全く同じことを言う。記憶まで一緒とは一体どういうことなんだ? 本当に俺はマーティン・ハリスなのか?

 やっぱりこういう映画の序盤の立ち上がりの面白さは抜群で、特に自分になりすました男が自分と全く同じ記憶を持っていると分かるシーンは「えっ、これどうやってオチつけるの!?」と興奮してしまいました。

 元は演技派としてアカデミー賞にノミネート経験もあるなか、還暦を超えた頃からアクションスターとして2回目のブレイクを果たしたリーアム・ニーソン。やっぱり彼は事件に巻き込まれて、それに困惑して泣きそうな顔になりながら右往左往する映画がピッタリとハマる!

 アクション自体はそこまですごくなく、メインは「どうやって自分が自分であることを証明するか」というサスペンスに重きが置かれている。

 それで肝心のオチだけれども、僕としてはギリギリ、あり。ありだけれどもほんとにギリギリで、多分「ダメ」って言う人と「アリ」って言う人で半々に分かれるんじゃないかなぁ。

「日本は生き辛い社会である」と聞いた時に思うこと

 今の日本で殺人・強盗・セクハラ・パワハラ・過労死・人種差別など、社会を騒がす事件が起きると必ず叫ばれるのは

 「海外の先進国ではこんな事件は起きないが、それが起きる日本はおかしい」

 というもの。

 そこの事件から議論が白熱し、果てには壮絶な日本Disが繰り広げられます。

 

 そういった議論を見た時に僕はいつも思うことがあります。

 

 「それ、ほんとに日本特有の問題か?」

 

 確かに現代の日本でも度々先進国とは思えないような凄惨な事件は起こりますし、はたまた非常にレベルの低い事件も発生します。
 しかしながら日本は殺人事件の発生率だけを見ても非常に低い数字を出していますし、強盗だって日本全体でも2500件程度なのに対して、例えばアメリカであれば1つの州だけで平均7000件近く発生しています。セクハラ・パワハラにしたって世界的な大企業のCEOが部下に対してセクハラやパワハラを行っていた事実が発覚して、たびたびニュースになったりすることから、日本だけが陰湿なことをやっているわけでもないでしょう。

 もちろんこれらの事件というのは「日本としてこれからも改善しなくてはならない課題」ではあるのですけども、ネットを見ているとどうしても「日本は世界に比べて非常に劣悪な国である」かのような論調で語られることが多くあります。

 

 よく「世界に比べても日本は○○で××だから生き辛い国なんだ」と叫ばれることもありますが、そこには客観的に示されたデータもなければ、日本以外の国でビジターではなくネイティブと変わらないような生活を送った経験もない状態で語られても、空を切るばかりです。
 そういった日本の生き辛さを語る人は自分の中で「世界各国の良い部分だけを集めた自分だけの理想郷」を持ってしまっているために、常にそこと比較して生き辛さを感じてしまっているのです。

 

 そんなことを考えている最中、先日『ジモコロ』でこんな記事がアップされていました。

www.e-aidem.com

 この記事では日本とアメリカが対比されていましたが、僕が長年感じていた海外の国の陰と陽について書かれた秀逸な記事でした。

 この記事によると例えばアメリカでは年齢や性別関係なく働きやすいとのことですが、それは社員を簡単にクビにできるからで、ちょっとでも出来なかったらすぐ解雇してしまうのです。

 雇ってみて、仕事ができなかったらすぐクビにする。だから下手に社員を教育するよりも、とりあえず雇ってみてうまくいったらそのまま社員として残せばいいだけなので、「社員を育てる」という文化がない。

 よく「アメリカでは○○という素晴らしい仕組みが整備されている」と言われますが、その仕組みの裏側では必ず何かが犠牲になっているわけで、すべてがWin-Winになっている制度などないのです。

 


 さて、話は変わって数日前、こんな記事がネット上で評判を呼びました。

bizspa.jp

 内容としては、Xさんというとある人物がプロブロガーとして活躍するイケダハヤトさんに憧れ、彼の弟子になるべく高知に移住。しかし思うような結果が出ず持病の鬱が悪化。失意の中、高知を去るというお話です。

 記事全体の論調としてはイケダハヤトさんを厳しく批判するものですが、僕はこの記事の終盤に出てくるある一文に惹かれました。

 

実際、Twitterなどを見る限り現在のXさんの生活はラクではなさそうだが、移住についてXさん自身が後悔の念を漏らしているわけではないという。

 

  僕は記事を読んでいて、このXさんの気持ちが痛いほどよくわかりました。

 

 Xさんはいわゆる"意識高い系"だそうで、色々な学生団体に所属しながらもどこか要領が悪く、大学生活の後半では鬱を発症してしまいます。

 組織の中でうまく立ち振る舞えない自分にイライラしていた彼の頭の中では「俺はこんなちっぽけな人間じゃない! どこかで俺が活躍できる場があるはずだ!」と思っていたことでしょう。そんな中でイケダハヤトさんの自由な生き方はXさんの心を捉えます。

 しかし実際にイケダハヤトさんの生き方を真似してみたら、これが全くハマらない。
 持病の鬱はどんどん悪化します。

 ですが、持病の鬱が悪化した後で「後悔の念を漏らしているわけではない」というのも文章としては繋がっていないといえば繋がっていませんが、きっとXさんは実際に高知に移住して失敗してみることで「『"どこか"に自分が活躍できる場所』なんてものはないんだ。自分が今この場で努力しなければ状況は変えられない」と悟ったんだと思います。
 だからこそ後悔の念が漏れることがないんだと思います。

 

 僕はここ1年、仕事が終わってから短時間ですがスキルアップのために勉強をしています。
 高校時代は3年間合わせても100時間勉強できていたか怪しかった自分が今では1年で400時間やろうとしている(決して多い時間ではありませんが)。じゃあなんで高校時代そこまで勉強できなかったかと言うと、勉強に真剣に取り組むことで自分が頭が良くないということが数字として露呈するのが怖かったんですよね。「家が勉強に取り組む環境じゃない」とか「家系を見たって頭のいい人間なんかいないんだから、やるだけムダ」と、本当は結果を見るのが怖いだけなのに、勉強をしない理由を自分以外の理由にひたすら押し付けてました。そして押し付けている間は心理的にものすごく楽でした。

 内心「本当の俺は頭が良くて要領のいい人間だ」なんて思いながら、勉強を始めとする人生の面倒事から逃げて逃げて逃げまくって、アラサーになるまで生きてみると、いよいよ逃げ切ることができなくなってきた。そして「自分はそこまで頭のいい人間ではない」と認めざるを得なくなりました。

 最初は自分が頭の良くない人間だと認めるのは非常に辛かったですが、一度それを乗り越えてみると不思議なことにネガティブな気持ちはなくなるんですよね。自然と「あー、もう逃げ回ってもしょうがないから勉強するかー」という気持ちになる。
 きっとXさんも僕と同じ様な心境だと思います。

 

 隣の芝は青く見える、とはよく言ったもので、自分の心の中で『隣の青い芝』を持っている限りは、自分の目の前にあることには集中して取り組めないものです。
 「日本が生き辛い」「俺が活躍できないのは周りの環境が悪いから」というのも、原因は日本や周りの環境のシステム自体に問題があるのではなく、「どこか別に理想的な国や環境があるはず」と思ってしまう、その思考パターンに問題がある気がします。

 心の中の青い芝を消すためには、一つは「実際にその芝に立ち入って、実は大して芝が青くないことを確認する」か、「隣の青い芝をうらやんでうらやんで自分の芝は放置して、いよいよ隣の芝をうらやんでも自分の芝はどうにもならないことを悟る」という2通りのパターンしかないのかな、と感じた2本の記事でした。

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オンラインサロンに食指が動かない理由と、こんなサロンあったらいいなという話

 オンラインサロンにはどうにも食指が動かない。

 

 2018年はオンラインサロンが急速に伸びた年です。普段何気なくネットサーフィンをしていても、どこかしらのサロン名は毎日目にするようになりました。

 光があれば闇もあるもの。急成長とは裏腹に色々と黒い部分も表に出てくるようになり、オンラインサロンについては1年を通して常に何かしら騒がれていたような気がします。

 僕が目にした限りでは、オンラインサロンはフリーランスになるためのもの、、、もっと広く言うとお金を稼ぐことに特化したビジネス系サロンが多く設立されているように思えます。
 もちろん趣味や美容など、お金稼ぎ以外のことに特化したサロンもあるわけですが、大半がビジネス系のもので、オンラインサロンの売り上げランキングを見てみてもそのほとんどがお金にまつわるもので上位を占めています。

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 さてこのオンラインサロンですが、僕もお金を稼ぐことが大好きで、将来的にはフリーランスとして自由に仕事ができたらいいなと夢想する身であります。一度はどこかのビジネス系サロンに入ってみることも検討したのですが、やはり頭の中で何度シュミレーションをしてもいい結果になる気がせず、結局入りませんでした。

 実際にオンラインサロンに入ってみたわけでもないですし、ブログやTwitterでの意見や体験談を読んだだけなので実の所は分かりませんが、僕が見聞きした情報だけを総合してみてもやはり食指が動かない。

 

 実態とはだいぶ乖離した点が出てくるかもしれませんが、今回はオンラインサロンについて表に出てきている情報を見たり聞いたりした中で、なぜ僕がビジネス系オンラインサロンに食指が伸びないのか、その理由について語りたいと思います。

※本考察については、あくまでも僕が現時点で持っている情報の中で食指が動かないという話であり、オンラインサロン自体を否定しているわけではありません。

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①稼ぎ方を学べそうなオンラインサロンがない&サロン主がいない

 僕はオンラインサロンに入るとしたらフリーランスとしての稼ぎ方を教えてくれるサロンに入りたいと思っています。そういった目線で今の人気サロンのサロン主たちを見た時に、どうしても我々にうまいこと稼ぐ方法を教えてくれそうな人が見当たらないのです。
 特に人気オンラインサロンを主催できるほどの知名度のある方はビジネスの才能以上に、周囲を巻き込みつつもどんな炎上にも耐えてしまうような"タレントパワー"があるため、そういった人に師事したところで我々凡人にはキャパオーバーにしかならない気がするんですね。

 またとあるサロンでは「今の時代は特に目的もなく大学に通うぐらいなら、サロンに入ったほうが良い」という旨の発言があったようですが、こういう発言が出てしまうようなところは、僕の主義と反してしまうのでやっぱり入れないなと。
 この点に関しては以前過去記事で色々と書いたのですが、この発言を聞いた時に僕がまず思ったことは「サロン主自体高学歴で、出身大学や新卒で入った大企業のネームバリューをゴリゴリに使ってのし上がってきとるやんけ」ということです。
 まして彼らが自分の子供達に将来「大学なんか行ってもムダ!」と言って高卒で働かせるかというと絶対にそんなことはなく、むしろ幼少期から教育にものすごい額のお金をつぎ込んで、有名大学にねじ込むことは目に見えています。
 そういったところからもサロンをいまいち信用出来ないんですよね。

 

②オンラインサロンには、その構造上受け身の人が集まりやすい

 これも実際にサロンに入っていないので実態はなんとも言えませんが、やはり何度脳内でシュミレーションをしてみても、オンラインサロンはその構造上、受け身の人しか集まらないと思うんですよ。

 フリーランスを目指している人って、フリーランスとして働ければ業種はなんでも良いという人が多くて、特にこれといってやりたいことがあるわけではないんですよね。今回この記事を書くために、ビジネス系オンラインサロンに入っている人のブログやTwitterをいくつか見ましたが、プロフィールのところに「#○○サロン」「#将来はフリーランス」「#起業」と書いている人で、実際に何を仕事としてお金を稼ぐかについて言及している人は驚くほど少なかったです。どちらかと言うと、フリーランスになりたいと言うよりかは、会社員を辞めたい、というニュアンスのほうが強い気がします。

 そうなると、そもそも「このサロンに入ればフリーランスになれます」というザックリした宣伝手法って、宣伝としてもサロン自体の運営方針自体もありえないと思っています。本当であれば「このサロンに入れば絵本作家としてフリーランスになれます!」「このサロンに入れば専業ブロガーとして会社に依存しなくても生きていけます!」という宣伝にしないといけないと思うわけですよ。
 単純に「このサロンに入ればフリーランスになれます!」という言葉に釣られてサロンに入ってしまう人は「あー、会社員生活だりーな。フリーランスとして自由に仕事してぇな。でもネタがないんだよなぁ。おっ、ここのサロンに入ればなんかいいネタ教えてくれるかも!」という受け身な人しかいないと思うのです。

 そういったところで仲間を見つけると言っても、基本的には"待ち"の人ばかりですし、何か仕事のネタを持っていないことにはお互い切磋琢磨しようにもできません。
 そしてネタを持ってる人はこういったサロンには入らず、そのネタに特化した勉強会やスクールに通うはずです。

 

③ビジネスのノウハウをオンラインだけで教えられるとは思わない

 これもまたオンラインサロンの構造自体に疑問を呈するものですが、ビジネスのノウハウというものはオンラインだけで教えられるものなのでしょうか。
 ビジネスは画期的なアイデアよりも、それをいかに現実の形に落とし込むかが重要だと思ってますし、それでいて日々発生する予想外のアクシデントをどのように乗り越えるかがポイントだと思っています。それをオンラインでいかに伝えていくのか。

 そもそもオンラインサロンの一番の醍醐味というのはサロン主との直接的な交流だと思うのですが、会員数が100や1000を超えているようなところは一体どうやって自身の会員とコミュニケーションをとるのか。恐らくメルマガ形式のサロン主からの一方的なメッセージの配信になってしまうと思うのですが・・・ それならやっぱりメルマガでよくありませんか?

 メンバー同士の交流ができるという利点もありますが、僕だったらどちらかといえばそういうサロンに入っている人よりも、 既に自分で行動して「こんなことやってます!」という情報をFacebookなりブログなりTwitterで発信している人と交流したいです。が、これもやはり既存のSNSでも十分事足りてしまいますよね・・・

 ②でも書きましたが「○○で稼げるようになりたい!」と言うのではなく「フリーランスになりたい!」「起業したい!」と言う人は職種にこだわりはないはずですし、そういった人たちが一番知りたいのは「どうやって個人で仕事を受けるのか」というパイプライン作りの方法だと思うのです。
 そしてそのパイプラインの作り方にしても、例えば今自分がカフェをやりたいと思っている時にプロブロガーの主催するオンラインサロンに入ったところで具体的なカフェの開き方に関する話は出てこないでしょうし、僕で言うと将来Web系エンジニアとして仕事を請けたいと思っていますが、今人気のサロンに入ったところでWeb系エンジニアとしてフリーランスとして仕事を請けるという点で有益な情報は出てこないでしょう。
 そうなると自分がカフェを開きたいと思うのであれば本屋に行ってカフェの開き方に関する本を読んだほうがいいですし、なにより個人経営でカフェを経営しているところで働くのが一番ノウハウも身につくと思います。となるとやっぱりサロンではなくて、実際に現場に出て働くのがいいと思うんですよね。

 

○こんなオンラインサロンがあったら入りたい

 ひとしきり僕がオンラインサロンに食指が動かない理由を語ったところで「じゃあどんなサロンだったら入りたいか」というのを考えてみました。

 これはやはり「フリーランスとして稼げるようになる」というのを第一に考えてみると、まずサロン自体の会員数の上限は30人ぐらいに設定。サロン主とメンバーが直接コミュニケーションを図れる人数はこれくらいが限界でしょう。そこでサロン主がその人脈を活かして毎月各分野のビジネスのプロを連れてくる。1ヶ月でサクッと1万円を稼げるようなビジネスのワークショップを開催します。1回の講座の定員は8人ぐらいで、残りのメンバーはフィードバックする側に回る。そういうワークショップをガンガン回していくことで、自分に合ったビジネスが見つかったらそれを発展させていって、本業、もしくは副業としてやっていけそうならそのサロンからは卒業(もしくはその人がサロン内でワークショップを開いても良いかも)。

 こんなサロンがあれば僕ならぜひ入りたいですね。

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○頑張っている人間を否定するのはナンセンス

 さてここまで散々オンラインサロンについて否定的な意見を言ってきましたが、一つ弁明しておきたいのは、僕は「なんであれ、頑張っている人間を否定するのはナンセンス」だと思っています。
 例えばそれが傍から見てすごく馬鹿らしいことであっても、現状を変えようと1ミリでも前に進んでいるのであればそれは素晴らしいことだと思います。

 なのでもし今現状を変えたいと思っていてオンラインサロンに入っている人が、この記事を読んでモチベーションが下がってしまうということだけは避けたいなと。最初は「会社員がツライ」というようなネガティブな動機であっても、何かしら行動しているうちに、どれか一つがヒットして、具体的な行動に移せることもあるわけですから。

 

○最後に

 そしてもし、どれかのオンラインサロンに入ることで猛烈に稼げるようになったら、すぐ僕に教えてください。
 こんなブログ記事は速攻で削除して、何食わぬ顔でそのサロンに入会し、サロン主にペコペコする準備はできてますので。

10年以上続いた強烈な頭皮・地肌の乾燥が治った 『メディクイックH』

 頭皮の乾燥って嫌ですよね。頭皮の乾燥は頭のかゆみの原因になりますが、人前だと周りの目もあり掻きたくても掻けません。そして肩に乗るフケ。黒い服を着ていて気づくと雪でも降っていたのかと思うほどのフケが出ていたりして、特に会社員として黒いジャケットを着ている日は気が気じゃありません。また地肌の環境が良くないせいで髪質も悪くなり、抜け毛も増え、将来的にはハゲになる可能性が高まります。

 これを改善しようにも場所が場所だけに塗り薬をつけることも困難だし、皮膚科に行って飲み薬をもらっても、毎回病院に行く手間や薬代が馬鹿になりません。

 

 なんとか安く、手間もかからない方法で頭皮の乾燥を治す方法はないの?

 

 今回は中学時代から頭皮の乾燥に悩まされ続け、最近になりとある市販薬との出会いにより乾燥を改善させた僕がそんな疑問にお答えします。

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■頭皮の乾燥を治したいなら『メディクイックH』を使え!

 最初に答えを言ってしまいますが、頭皮の環境の改善には『メディクイックH』を使ってください。

 ■使い方

  1. 風呂で頭を洗った後、髪が濡れた状態で頭皮全体にメディクイックHを塗る(本体を頭皮に直接当ててローションを出します)
  2. 一通り頭皮全体に塗った後、今度は指で薬を頭皮に塗り込みつつマッサージをします
  3. 15~30分ほど放置
  4. 髪を乾かす
  5. 1ヶ月ほどそれを続ける

 以上です。これだけ。ほんとにこれをするだけで10年以上続いた頭皮の強烈な乾燥が治ってしまったのです!

 

■頭皮の乾燥の歴史と今まで効果のなかった治療法&薬

 僕の頭皮の乾燥が始まったのは中学生の頃でした。
 学校が終わり、自宅で勉強をしていると机の上にそこそこの量のフケが落ちていることに気づきました。そこでなんとなく頭を掻いてみると、ボロボロと大量のフケ・・・というよりかは皮膚がそのまま剥がれ落ちてくるではありませんか! 掻いても掻いても無限の様に落ちてくるフケ。
 体に疲れがたまると局所的に肌が乾燥するという特異な体質の僕は「あー、今回は頭皮に乾燥が出てきちゃったか」と思いながら、特に対処すること無く放置していました。するとやはり一過性のものだったのか1週間もしないうちにフケは治まりました。

 その後半年に1度ぐらいの周期でフケが猛烈に出る時期が発生したのですが、毎回自然と治まるため特に対処はしていませんでした。

 

 しかし大学に入り、一人暮らしを始めるようになってからは状況が変わります。
 なんと通年で頭皮が乾燥し、フケが出るようになったのです!

 

 どれくらい頭皮の乾燥がひどいかと言うと、フケを一旦全てリセットしようと思いお風呂で強めにシャンプーをしても、ドライヤーで乾かした直後からまたフケが出始める。というよりも髪がまだ濡れている状態で頭を掻いてみるとその時点から頭皮が剥がれ落ちてフケが出始めるぐらい猛烈に乾燥していました。

 それくらい乾燥しているので当然のことながらスーツの黒いジャケットを着た状態で仕事をしていると、気づいたら肩に大量のフケが乗っていて、それを周りの人に見られるのを恐れ10分に1回ぐらいの頻度で肩周りを払ったりしていました。が、それはあまりにも労がかかるということで最後は結局「黒い服は着ない!」という決断に至りました。
 またスマホを触っていてもちょっと動くだけでフケが出るので、気づいたらそれなりの量が画面に乗っていたということも日常茶飯事でした。

 鏡で頭皮の状態を見てみても、強烈な乾燥具合で、まさに「サハラ砂漠!」と言った模様。元々遺伝的に毛量が多い体質だったのでそこまでクリティカルな状態にはなってませんが、「なんでこんな状態でハゲてないの? というよりこの状態がもう少し続いたら完全にハゲるだろ!」な状態でした。

 

 しかもこの頭皮の乾燥というものが非常に厄介でして、薬を塗ろうにも場所が場所だけになかなか塗れないんですよね。皮膚科で薬をもらっても頭皮は範囲が広すぎる上に、髪の毛が薬を吸っちゃって、あっという間に薬がなくなってしまいます。

 そこで市販薬でなんとかできないかと色々と試してきましたが、市販のものだと効果があるものはほとんどありませんでした。
 今回は僕が今まで試してきた方法と、効果がなかった薬を紹介します。

 

■効果がなかったもの(買わなくてよいもの)

①ユースキンA  

 元々乾燥肌用の薬として定評のあるユースキン。僕はこちらを頭皮に塗ってみましたが、僕はこのユースキンが猛烈に体に合わないらしく、塗った直後から肌がパリッパリになってしまい、却って乾燥が悪化してしまいました。いくら有名で定評があるからと言って自分に合うかどうかは別の話のようです。

 

 

②ユースキンS ローション

 ユースキンAのローション版ですが、こちらもやはり肌に合わず、頭皮がパリッパリになってしまいました。

 

 

 大島椿

 こちらも昔から定評のあるもの。
 使い方としてはシャンプーをした後に椿油を頭皮に塗り込みマッサージ。その後1~2分置いた後で全部洗い流す。この方法を使いましたが、頭皮環境の改善にはほとんど影響がありませんでした(悪い影響もない)。強いていうと椿油のおかげで髪の毛自体はだいぶツヤツヤになりましたが。
 いい影響はないものの、こちらをシャンプー前に頭皮にふりかけておくと、シャンプーで過度に頭皮の脂が取られてしまうということがなくなるので、今でも時折使っています。

 

 

④キュレル 頭皮保湿ローション

 どんな人にも合うということを積極的に謳っているキュレルですが、やはり僕には合いませんでした。こちらも風呂上がりに頭皮に直接塗り込んだりしていたのですが、ユースキンと同じく逆に頭皮がパリッパリになり、却って乾燥が悪化してしまいました。

 

 

⑤オクト シャンプー

 フケ・かゆみを防ぐと謳っているオクトシャンプーですが、これは僕の使い方がいけなかったのか、泡立ちも良くなく、シャンプー自体の効果もありませんでした。ワックスを落とそうと思っても泡も特に立たないため落ちず、それでいて髪はギシギシに。
 ただ他の方のレビューを見ていると泡立ちもよく、洗浄力もあるとのことなので、僕の使い方が良くなかっただけかもしれません。とりあえず僕には合いませんでした。
(ただ、シャンプーの使い方に良い悪いもあるのだろうか・・・)

 

 

⑥エイチアンドエス(h&s) 地肌マッサージクリーム

 これを使うと頭皮がスースーして、一瞬乾燥が改善されたのですが、しばらくするともとに戻ってしまいました。

 

 

ソンバーユ

 

 椿油と並んで定評のあるソンバーユ。僕はわざわざソンバーユを作っている会社に「頭皮に塗っても大丈夫でしょうか?」と聞いてから塗っていたほどなのですが、やはりこれも椿油と同じで良い方にも悪い方にも効果はありませんでした。

 

 

⑧ベビーオイル

 椿油ソンバーユと同じ使い方をしていましたが、ベビーオイルについては特に体に合いませんでした。ベビーオイルなんか赤ちゃんにも使われるものなので、まさか合わないということはないと思っていましたが、使い始めてからは乾燥が悪化。即座に使用をやめました。

 

 

⑨メディクイックHゴールド 

 こちらについては恐らくかなり効果があるものの、いかんせん内容量が少ない! 頭皮の一部が局所的に乾燥しているのであればちょこっと使うだけで良いでしょうが、僕みたいに頭皮全体が乾燥していると1回で全て使い切ってしまいます。

 

 

■効果があったものと、今行っていること

 さて、そんな10数年にも及ぶ試行錯誤の末にたどり着いた頭皮改善ですが、この『メディクイックH』ですが、僕はこれを使うのと同時に、もう一つ大事なことがあると思っています。それは

 

 熱湯で頭を洗わないこと

 

 乾燥肌の人はこれを結構やってしまう人が多いのですが、お風呂に入る時に熱湯で体&頭を洗うと油がもっていかれてしまうため、乾燥が劇的に進んでしまいます。

 僕も小さい頃から皮膚科の先生に「お風呂に入る時は熱湯はダメだよ」と言われていましたが「気持ちいいから良いじゃん」と全く気にも留めていませんでした。
 それが大学に入り、頭皮の乾燥が深刻になった時、ふと先生の言葉を思い出したのです。そして熱いお湯で全身を洗わないようにしたら多少ですが乾燥が軽減されたのです。
 なぜ僕が大学に入ってから乾燥が進むようになったかと言うと、朝晩と1日で2回シャワーを浴びるようになったからなんですよね。

 

 あれこれ頭皮環境の改善を試したところ、今ではこのような体制で頭皮ケアを行っています。

  1. シャンプーをする時は事前に椿油を塗っておいて、過度に頭皮の脂が取られないようにする。
  2. 『メディクイックHシャンプー』で、シャンプーをする(ほぼ冷水で)
  3. 風呂上がりは頭皮に『メディクイックHローション』を塗り込みつつ、頭皮マッサージ
  4. たまに『レディース頭皮ケア うるおいエッセンス』を使う

 

 最後の『レディース頭皮ケア うるおいエッセンス』についてはおそらく頭皮の環境改善には役立ちませんが、シュワシュワ感が気持ちよくて、ついつい入念に頭皮マッサージをするようになるので僕は使ってます。

 

 最初は効果も出ず、半信半疑で『メディクイックH』を使っていましたが、辞めようにも他に効果がありそうなものも見当たらず、かといって何もしないと状況は改善しないのでしぶしぶ使っていました。
 ところが使用を始めて1ヶ月後、ある時フケが出なくなっていることに気づきました。10数年何を試してもダメだったこの乾燥が遂に治ったのです。

 それからというのも明らかに髪の毛の量も増え、今ではハゲの恐怖に怯え、ストレスを感じることもなくなりました。

 

 ここで注意したいのは、いくら周りから評判が良くて、製品の説明で余計な添加物が入ってないと謳っていても合わないものは合わないのです。その時は潔く使用をやめて別の製品を試したほうが良いと思います。

 僕と同じ様に頭皮の乾燥に悩まれていて、まだ『メディクイックH』を試してない方は、ぜひ一度お試しください。(あとくれぐれもシャンプーの時は熱湯を使わないように)

小型で低価格、かつ高性能で動作も軽快『FREETEL SAMURAI MIYABI 雅』

 『FREETEL SAMURAI MIYABI 雅』って5インチクラスでは一番売れているけど性能はどうなの? 2015年発売でAndroid 5.1だけど、使い物になるの? バッテリーの持ちは?

 今回は『FREETEL SAMURAI MIYABI 雅』を買って3ヶ月になる僕が、そんな疑問にお答えしつつ本製品のレビューを行いたいと思います。

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 以前このブログでご紹介した『OUKITEL C12 PRO』ですが、あまりの性能の良さに感動しており「最近のSIMフリースマホは1万円台でこんなにも高性能なのか! だったらメイン機として同じくSIMフリースマホを1台買うか!」と思い、『OUKITEL C12 PRO』とは別のスマホを探すことにしました。

 『OUKITEL C12 PRO』の唯一の難点といえば6.18インチという大画面のためポケットに入らずメイン機としての使用は向かない点。その点を踏まえ、5インチかつ1万円台のスマホを探したところ上位にこの『FREETEL SAMURAI MIYABI 雅』が来たため、思い切って購入することにしました。

 

 

①小型だけれどもメイン機として十分耐えうる性能(良い点)

 この『FREETEL SAMURAI MIYABI 雅』の不安な点としては2015年発売のAndroid 5.1というところです。今から3~4年前に発売された機種で、しかもAndroid5.1で1万円台となると不安で仕方がなかったですが、意外や意外なことに動作がものすごいサクサク! 僕が以前メイン機として使用していたXperia SO-04Gと同等の動作性を誇っています。
 ネットブラウジングやLINE、YouTubeを使っていてもカクつくことはありませんし、よっぽど重いスマホゲームでない限りはこれでも十分動作すると思います。(Amazonのレビューを見ても『ポケモンGo』も十分動作している模様)

 

②スタイリッシュな本体デザイン(良い点)

 この『FREETEL SAMURAI MIYABI 雅』はどうやら和をイメージしているらしく、デザインが非常にカッコいいものとなっています。

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<MIYABI(ミヤビ)の特長|FTJ152C-Miyabi|FREETEL(フリーテル)のSIMフリースマホ> 

 SIMフリースマートフォンにありがちな「変にデザインに凝って、逆にチャチな感じが出てしまう」というのは『FREETEL SAMURAI MIYABI 雅』にはありません。むしろこのMIYABIに関しては4万円ぐらいするような高級感さえ漂っています。

 

③バッテリーの持ちはあまり良くない(悪い点)

 この『FREETEL SAMURAI MIYABI 雅』の唯一と言ってもいい悪い点はバッテリーの持ちの悪さです。
 平日仕事があってそこまでヘビーに使わないときでも1日で70%ほど消費してしまいますし、土日に街に遊びに行く時に電車の中で1~2時間使用して、また色んな待ち時間でこまめに使用していると家に帰る前には確実に電池残量が0%になってしまいます。なので思い切り使いたい時はモバイルバッテリーの携帯は必須です。
 本機のいいところはバッテリーパックが内蔵式ではなく、背面カバーを取れば取り外し可能なタイプなのですが、残念ながらFREETELでは電池の販売が停止されてしまったので、劣化したら新品を買うということができなくなってしまったんですね。なんとも残念なお話です。

 

④カメラの画質がそこまで良くない(悪い点)

 僕は普段そこまでカメラを撮らないのですが、画質の悪さは強いて言えば多少気になります。十分カメラの機能を果たしはしますが、少しザラついた感があります。
 特に拡大しない限りパッと見たところは気にならないため、僕は特に気にしませんが、気になる人は気になるかもしれませんね。(ただこのスマホの購買層で気にする人はいないと思いますが)


 以上がFREETEL SAMURAI MIYABI 雅』のレビューとなります。

 前回レビューした『OUKITEL C12 PRO』と比較しても遜色のない良い機体であります(バッテリーの持ち以外は)
 特に5インチ台で低価格スマホを選ぶとしたら本機以外の選択肢はほとんどなく、普段そこまでそこまでスマホは触らなく、次のピンとくる機種が出るまでのとりあえずのメイン機として1~2年使うという使用方法であればこの機種は買いです。